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「核使用の結末を直視して」保有国に呼びかけ 広島原爆の日(毎日新聞)

「核使用の結末を直視して」保有国に呼びかけ 広島原爆の日

8/6(土) 8:58配信

 米国の原爆投下から77回目の「原爆の日」を迎えた6日、広島市平和記念公園広島市中区)で平和記念式典が開かれた。広島市松井一実市長は平和宣言で、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに核抑止論が勢いを増していることに懸念を表明。核保有国のリーダーに対して、「被爆地を訪れ、核兵器を使用した際の結末を直視すべきだ」と呼びかけた。被爆地選出の首相として初めて参列した岸田文雄首相は、非核三原則を堅持する考えを示したが、核兵器の開発・製造・保有を禁じる核兵器禁止条約には触れなかった。
 松井市長は宣言で、核保有国に対し、「国民の生命と財産を守るには、核兵器をなくすこと以外、根本的な解決策は見いだせない」と核廃絶への行動を促した。日本政府に対しては、核禁条約に一刻も早く参加するよう求めた。
◇岸田首相は禁止条約には触れず
 岸田首相は式典のあいさつで、「厳しい安全保障環境という『現実』を核兵器のない世界という『理想』に結びつける努力を行う」と表明した。また、2023年5月に広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)を通じて核兵器の惨禍を二度と起こさないとの誓いを世界に示すとした。
 初参列したグテレス国連事務総長はあいさつに臨み、「深刻な核の脅威が中東から、朝鮮半島へ、そしてロシアによるウクライナ侵攻へと世界各地で急速に広がっている」と懸念を強調。「人類は実弾が込められた銃で遊んでいる」とし、核保有国による核戦争は断じて許容できないと述べた。
 99カ国と、欧州連合EU)の代表らが参列。原爆が投下された午前8時15分に合わせて1分間の黙とうをささげた。国連事務総長の参列は10年の潘基文(バンキムン)氏以来2回目。市は外務省と協議し、ロシアと、同盟国のベラルーシは招待しなかった。
 松井市長と遺族代表は、この1年間で死亡が確認された4978人の名前を記した原爆死没者名簿を原爆慰霊碑下の奉安箱に納めた。名簿123冊の記載人数は計33万3907人となった。被爆者健康手帳を持つ人は3月末で11万8935人。平均年齢は84・53歳で、初めて84歳を超えた。
【矢追健介】
 
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「本当の強さ持てば戦争は起こらない」 こども代表「平和への誓い」

8/6(土) 19:29配信
 

 
 広島への原爆投下から77年がたった6日、広島市であった平和記念式典では、広島市立幟町(のぼりちょう)小6年のバルバラ・アレックスさん(12)と同市立中島小6年の山崎鈴(りん)さん(11)が「平和への誓い」を読み上げた。
 
 
 ロシアの侵攻で、ウクライナ各地で戦闘が続く。バルバラさんは「今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます」。山崎さんは「本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること」と述べ、「本当の強さを持てば、戦争は起こらないはずです」と訴えた。
 2人は最後に「平和な景色が映し出される未来を創(つく)るため、私たちは、行動していくことを誓います」と声を合わせた。
 イタリア出身のバルバラさんは取材に「今は戦争の悲惨さを知るとき。いろんな国に届くように発信したい」、米国で5年ほど暮らした山崎さんは「一人でも多く平和について考えてもらいたい」と話した。(黒田陸離)
 
■こども代表「平和への誓い」
 あなたにとって、大切(たいせつ)な人(ひと)は誰(だれ)ですか。
 家族(かぞく)、友(とも)だち、先生(せんせい)。
 私(わたし)たちには、大切(たいせつ)な人(ひと)がたくさんいます。大切(たいせつ)な人(ひと)と一緒(いっしょ)に過(す)ごす。笑(わら)い合(あ)う。
 そんな当(あ)たり前(まえ)の日常(にちじょう)はとても幸(しあわ)せです。
 昭和(しょうわ)20年(ねん)(1945年(ねん))8月(がつ)6日(か) 午前(ごぜん)8時(じ)15分(ふん)。
 道(みち)に転(ころ)がる死体(したい)。
 死体(したい)で埋(う)め尽(つ)くされた川(かわ)。
 「水(みず)をくれ。」「水(みず)をください。」という声(こえ)。
 大切(たいせつ)な人(ひと)を一瞬(いっしゅん)で亡(な)くし、当(あ)たり前(まえ)の日常(にちじょう)や未来(みらい)が突然(とつぜん)奪(うば)われました。
 あれから77年(ねん)経(た)ちました。
 今(いま)この瞬間(しゅんかん)も、日常(にちじょう)を奪(うば)われている人(ひと)たちが世界(せかい)にはいます。
 戦争(せんそう)は、昔(むかし)のことではないのです。
 自分(じぶん)が優位(ゆうい)に立(た)ち、自分(じぶん)の考(かんが)えを押(お)し通(とお)すこと、それは、強(つよ)さとは言(い)えません。
 本当(ほんとう)の強(つよ)さとは、違(ちが)いを認(みと)め、相手(あいて)を受(う)け入(い)れること、思(おも)いやりの心(こころ)をもち、相手(あいて)を理解(りかい)しようとすることです。
 本当(ほんとう)の強(つよ)さをもてば、戦争(せんそう)は起(お)こらないはずです。
 過去(かこ)に起(お)こったことを変(か)えることはできません。
 しかし、未来(みらい)は創(つく)ることができます。
 悲(かな)しみを受(う)け止(と)め、立(た)ち上(あ)がった被爆者(ひばくしゃ)は、私(わたし)たちのために、平和(へいわ)な広島(ひろしま)を創(つく)ってくれました。
 今度(こんど)は私(わたし)たちの番(ばん)です。  被爆者(ひばくしゃ)の声(こえ)を聞(き)き、思(おも)いを想像(そうぞう)すること。
 その思(おも)いをたくさんの人(ひと)に伝(つた)えること。
 そして、自分(じぶん)も周(まわ)りの人(ひと)も大切(たいせつ)にし、互(たが)いに助(たす)け合(あ)うこと。
 世界中(せかいじゅう)の人(ひと)の目(め)に、平和(へいわ)な景色(けしき)が映(うつ)し出(だ)される未来(みらい)を創(つく)るため、私(わたし)たちは、行動(こうどう)していくことを誓(ちか)います。
 
令和(れいわ)4年(ねん)(2022年(ねん))8月(がつ)6日(か)
こども代表(だいひょう)
広島市立(ひろしましりつ)幟町(のぼりちょう)小学校(しょうがっこう)6年(ねん)
      バルバラ・アレックス
広島市立(ひろしましりつ)中島(なかじま)小学校(しょうがっこう)6年(ねん)
      山崎鈴(やまさきりん)